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雑感~安心感からIV低下

雑感~安心感からIV低下

欧米市場では大きく反発、主要指標は軒並み4%もの上昇となった。
欧州では金融株の空売り規制を発表、買戻しも相当出たのだろう。
ドル円も77円付近まで円安に振れている。
VIX指数も低下したとはいえ、39%と高いレベル。
目先の動きは、まだまだ大きそうである。

イタリア、スペインの10年国債はいずれも5%を割り込んだ。
ポルトガルも長短いずれも11%前半に低下。
フランス10年国債も3%以下で、市場の不安はやや後退か。

本日は9000円超で始まるも、やや売りに押されている。
下値不安がやや払拭されて、期近のIVはげ落ちも進んでいる。
call側は相場上昇にもかかわらず、プレミアム低下。
カバードcall系には絶好の展開だったか。
9月、10月の10000円以上のcall_IVは、まだまだ高い。
9000円台前半で推移するようならば、売り安心感もありそう。

しばらくは、欧米主導の荒い動きが続きそうで、
日本株は従属的な動きとならざるを得ない。
流れが変わるのは、8月後半のバーナンキ議長の講演か。
昨年も同時期の講演でQE2が示唆され、その後世界的に株価が上昇した。
今年も同じ展開を期待する関係者も多いようだ。

ただし、ドル安が伴うので日本株は苦しい。
日銀の追加量的緩和と介入が伴えば、大台までの反発も期待できるが、
そこまで全てが上手くいくかどうか...

大手証券の推奨していた「米景気回復、ドル高、日本株高」のシナリオは、
完全に破綻したと思うのだが、まだまだ捨てていないようだ。
しかし、そんなに米景気の見通しが良いのならば、
FOMCの悲観的内容は、何なのかということになる。


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by nkmrnkmr | 2011-08-12 12:25 | 雑感
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