カテゴリ:番外編( 24 )

トレーダー事件簿(3)

本日早朝、9963江守商事が民事再生法を申請した。
同社は、中国市場で急成長した東証一部上場の商社。
負債総額は711億円。連結従業員は800名以上。

アベノミクスによる円安・株高で経済が好調な中、
商社の破綻は、まさに寝耳に水といった印象だ。
調べてみると中国ビジネスの危うさが浮き彫りに。

過去の業績推移は以下となっている(3月の修正前)
決算期 売上高 経常利益 純利益
2012.3 116700 2532 1689(百万円)
2013.3 144675 3005 1919
2014.3 219187 5410 3323

これだけ見ると、増収増益が続く有望企業。
株価は、2014年初には2300円に達し、
時価総額も300億円近くまで増加していた。
四季報等を見て買った投資家もいたはずだ。

しかし、中国取引先の資金繰り悪化で、
大口取引先への売掛債権が不良債権化、
3/16のプレスリリースでは、
既に計上した貸倒引当金8.57億円が
462.05億円と巨額の積み増しとなった。

結果、234億円の大幅債務超過に転落し、
3月決算前に資金繰りが危ぶまれていた。

3/16発表3Q決算のB/Sは以下となった。
流動資産54014(百万円)
(内現預金13916
(内受取手形売掛金29667
固定資産20867
(内貸倒引当金-49216)
流動負債75945
(内短期借入48041(1Y以内返済長期借入含)
固定負債22360
純資産-23424

受取手形・売掛金の29667百万円は、
前期末残高65735の多くが貸倒引当金に
計上されたことになる。

財務の分かる人が見れば
「これはまずいのでは...」とピンと来る。
短期借入48041を返済しようにも、
肝心の現預金が足りない。

銀行借入が可能ならばいいのだが、
債務超過の企業に追加貸しは有り得ない。

それどころか、借入時の財務条項に抵触
しそう(自己資本比率等の付随条項)なので
借り替えもまず不可能だ。

債務超過企業には手形決済も難しくなる。
信用不安のある企業は、取りっぱぐれが
発生する可能性があり、現金取引が基本だ。

時価発行増資もハードルが高い。
大幅下方修正で巨額債務の超過、
中国での大掛かりな与信違反が根底にあり、
大口スポンサーが欠かせない。

しかし、興味を示す大口スポンサーは、
破綻後に資本参加する方を選ぶだろう。
こちらの方が金が少なくて済む。
破綻したスカーマークに出資するANAと同じだ。

過去の報道を調べてみると、
債務超過の報道があった3/16の会見で、
社長より「売上至上主義と与信管理の甘さ」
に原因があったらしい。

現地法人では代表の親族の経営する企業と
手数料ではなく取引金額を売上に計上する例も
あった。杜撰という他ない。

売上至上主義は日本の企業でも
頻繁に見られる社風でもある。
成績がボーナス査定や昇進に直結するため、
多少無理をしてでも売上を増やしたいとの
インセンティブが働く。

期末に売上を計上した後に、翌期初に
その取引先からの返品に応じるとか、
方法は枚挙に暇が無い。今回も中国で
架空取引が行われた可能性があるらしい。

なお、業績修正前の2Q決算では、
自己資本比率19.1%、株価(10/31)1107円、
時価総額137億円、PBR=0.61、PER予=9.75。

これだけ見るとバリュー投資家には魅力もあるが、
受取手形売掛金が82426と大幅増加で、
総資産の7割を超えている。

有利子負債も600億円以上あり、
現預金と有価証券あわせても170億円程度だ。
見る人が見れば、財務面では相当に
危うさをはらんでいたことが分かる。

メインの福井銀行も、
昔から付き合いのある地元企業なので
そう厳しくは接してこなかったのか...

同銀行の江守商事向け貸出しは134億円。
自己資本は1000億円以上あるので
影響は限定的だが、株価下落は免れない。


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by nkmrnkmr | 2015-05-01 08:45 | 番外編

トレーダー事件簿(2)

金融市場の経験の長い方には、
1995年のニックリーソンの事件を覚えている方も多いだろう。
英ベアリング証券のシンガポールの先物マネージャーで、
業務上生じた損失を穴埋めするために、
日経平均OPで巨額のショート・ストラングルを組んでいた。

阪神淡路大震災で日経平均が急落した後、巨額の損失が発覚、
逃亡を企てたが、警察に捕まり禁固刑になった。
ベアリング証券は自己資本以上の損失を出し破綻した。

この頃、筆者はある証券会社の自己取引部門にいた。
手口は公表されるため、ベアリングのポジションが話題となっていた。
地震で急落した後も、何とかSQでプラス圏に持ってこようと、
彼は大量の先物買いを行っていた。

これが隠し通せるはずが無い。
手口は表に出ているので、関係者も知ってたはずだ。
観念した彼は、一筆残して会社から逃亡した。

裏口座を作り、禁止されているはずの自己ポジを持ったことで、
会社側にばれると即刻解雇だったはずだが、
彼は過去に取引で大きな利益を出した実績もあり、
会社側のチェックも甘かったようだ。

通常、証券会社の自己取引部門にはルールがある。
最も分かりやすい例では(基本的なことだが)、
ポジション枠や損失限度額といったものである。
利益を上げると、それなりのインセンティブがあり、
上手いディーラーの収入は数千万円から数億円に上る。
しかし、下手なディーラーは損失が続けば、異動させられる。
ある意味、実力主義の世界だ。

しかし、ゲームの理論に当てはめると、
大儲け→巨額のボーナス vs 大損失→人事異動のみ
ということで、行動の最適解(ナッシュ均衡)は
「思いきりポジションを張る方が、個人の期待収益率は高くなる」
ことに落ち着く。

これはヘッジファンドにも当てはまり、
大儲け→上昇率の2割の報酬 vs 大損失→ファンド閉鎖
(当然だが、普通に売買すれば、運用者は責任を負わない)
経験の浅い、実績を作りたいファンドでは、
動きの激しい小型株に大きなポジションを張る方が
ファンド自体の期待収益率は高くなる。(リスクは限定なので)

つまり、市場参加者のディーラーやファンドには、
彼らの報酬(期待収益率)を考えると、
過剰なリスクを取る連中が多数含まれるということだ。

先日、ある銘柄の相談を受けたが、
ネット系の有望なサービスを展開しているが、
株価は、ここ数ヶ月は乱高下の連続で、
とても年配者の安定運用にはそぐわない。

勧めた営業マンの質もどうかと思うが、
一発当てると更に運用額を増やしてもらえる可能性があり、
リスクのある銘柄を勧めたのだろう。

人の金で、好き勝手やる連中はいつの時代も多いものだ。
裏には、彼らの報酬体系がそうさせる部分がある。


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by nkmrnkmr | 2015-04-24 10:28 | 番外編

トレーダー事件簿(1)大塚家具の大混乱

父と娘の大喧嘩となった大塚家具は、
3月27日の株主総会で現社長の娘が勝つこととなった。
委任状争奪戦では、創業者である父親(オーナー側)が
交流のある株主の賛同も得て、有利との情報もあったが、
関係者以外の株主票では、多くが娘側に流れることになった。

オーナー側の敗着は、配当3倍(3年間)の表明だろう。
H26.12月期のEPS=25.53円と、前期比大幅減益。
ただでさえ2014.12期の業績が思わしくないのに、
EPSの3倍の120円の配当を出すとは、
正気の沙汰とは思えない。

これが3年続けば、自己資本は2割程度毀損してしまう。
そこまで、旧来手法に自信があるのか。
あるいは、勝ちたい一心からなのか。
少なくとも、機関投資家も唸らせる再建案が必要だったはず。
昔の手法に戻し、配当3倍では、誰もが不安に感じてしまう。

その点、社長側の出した中期経営計画は分かりやすい。
配当政策は、機関投資家に受けのいいDOEベース
(=自己資本配当率)で2%台前半というもの。

社外取締役候補も金融庁の出した
コーポレートガバナンスコードに適応性がある。
議決権行使助言会社のISS社が社長案に賛意を表明したが、
投資家は、会長案に不安を感じ、社長案に賛成するだろう。

恐らく、会長側は周囲に有能な参謀はいなかったのだろう。
社外取締役にも否定的だったことで、
周囲は昔からのイエスマンだらけだったか。
それに比べて、都銀出身の現社長には、
それなりの参謀連中がいたと思われる。

2015.12期業績予想は売上高55430百万円、
純利益90百万円と減収減益ではあるが、一応黒字の予想。
しかし、3月の売上は前年比で4割近く減少で、
上半期の予想も赤字となっている。

社長会見では、安堵感よりも厳しい表情が印象的だった。
今期大幅な下方修正となれば、来年度の総会も大変だ。
そのことが良く分かっているのだろう。
この1年間は気の休まる暇もなさそうだ。


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by nkmrnkmr | 2015-04-03 09:27 | 番外編

番外編「突如、日銀追加緩和」

日銀が突如動いた。
10/31は午後になっても、政策決定会合がなかなか終了せず、
「まさか、ETF増額でも出るのか」と思って、
12C売り1C買いのカレンダー系を何本か落とした。
1時10分過ぎ、突如として相場が動き始めた。
とっさにマウスを動かしたが、call買いは空振り。
こんな時、金融機関にいないと報道が最短でつかめない。
買い材料が出たことは分かったが、
具体的な内容が分かったのは数分後だった。

相場は一気に16500円を超えた。
追加の量的緩和の内容が画面に出た。
国債30兆円と、ETF買いは倍の年間3兆円。
あわてた連中が、先物を大量に買ったのも仕方ない。
GPIFによる報道と今回の報道は偶然ではない。
予め、年金運用の国債売りを吸収するためで、
国債買い入れ増額をセットで考えていたに違いない。
ただし日銀メンバーの決定は5:4と僅差だった。
これは後々議論を呼びそうだ。
消費税号税前に、世界景気減速リスクが高まった時、
次の追加は、委員の中で反対も出るだろうし、相当微妙になる。

夜間に入った。
日中にドタバタした後、12c17125-1c1750カレンダー2本。
12c1725-1c175の2本が残った。
ミニ買いで調整して持ち越そうと思ったが、
110円台から112円まで円安が進んでいる。
更にcall側のIVはどんどん上昇してきた。
11Cの19000円以上まで買われている。

これは、昨年4月の量的緩和もそうだし、
2012年秋にも一時的に残り1週間のcallが
大きく買われた場面もあった。
今回は証拠金上昇が見えている。
call売りの買い戻しもあるし、証拠金対策の買いもある。
11c1875の20円はやりすぎのように思うが、
週末夜の米国市場や週明けの月曜日も気になるところだ。

仕切り直しと考えて、call側は全て落とすことに決めた。
週明けにも盛り上がっていれば、
その際に11c売りを絡めたポジションを考えればいい。
また、高ivのput側も仕掛の機会はあるだろう。
現物株も出遅れの一つや二つあるはずで、
デルタの代わりに買えばいい。

「今度はどこまで上がるのか......」
皆が考えていることだろう。
前回は、米国のQE3終了が決まる前で、
全ての相場がリスクonに吹っ飛んだ。
今回は、米国は緩和終了、ユーロは緩和継続。
一方でロシアや中東、中国経済といった波乱要素がある。

日本では消費税増税がほぼ確実で、
景気対策と日銀の追加緩和でどこまで支えられるか。
「悩ましいな......」
辛口エコノミストでは、「財政ファイナンスだ」との声もある。
政府が消費税対策や他の何かの財政出動で国債発行が急増し、
それを買い支えるために、日銀が札を刷って
国債を買い続けるというものだ。
そうなれば確実に円が安くなり、日本国債の信認は低下し、
インフレが進んでくるだろう。

今期予想EPSは1100円程度だが、
リスクonからPERが高まる方向か。
来期EPS1200円として、PER15で18000円、16で19200円だ。
3月末までに18000円程度には上がっておかしくない。
年末にかけての動きやすい時期に、短期筋の仕掛けもあるのか。
とりあえず、落ち着きどころが分かるまでは、振り回されそうだ。
「面倒な相場になってきた......」


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by nkmrnkmr | 2014-11-04 07:29 | 番外編

番外編「格安SIM&格安スマホは使えるか(1)」

仲原はヨドバシでワイヤレスゲートの月間480円の格安SIMと
SNS(150円)を契約した。通信量は250kbpsで、
少し重いWEBサイトを開く時にストレスも感じそうだが、
ワイヤレスゲートが展開するWIFIスポットが無料で使えるのが魅力だ。
スマホは秋葉原で買った3年前の型落ちの未使用品で1万円前半。
freetelの格安スマホとどちらにするか迷ったが、
解像度と防水機能、ワンセグ付なのでこちらにした。
シングルコアでメモリ512Mは、最近のスマホと比較すると
明らかに劣っているのだが、まだandroidに慣れていないので、
使い潰すつもりで買ってみることにした。
8月に買ったが、肝心のワイヤレスゲートのSIMは9月に発売で、
1ヶ月程度時間があった。
「ガラゲーのSIMでも挿してみるか......」
SIMフリー端末は、ガラゲーのSIMを差し替えて使うこともできる。
SBのガラゲーSIMが使えることも既に調査済みだった。
特に設定することもなく家のWIFIに接続できた。
電話とSMSも以前同様使用できた。
「これなら、差し替えが一番いいかな......」
一つ問題があった。
ガラゲーのNET接続はパケット数に応じた課金制だが、
契約はスマホ契約でなくガラゲー契約で、パケットし放題の適用外だ。
パケ死という言葉があるが、これは契約外のパケット数が膨れ上がり、
月間金額が数十万円~百万円以上にもにも達することをいう。
これを避けるために、設定ではデータ通信をオフにする必要があった。

今年になり、格安SIMカードが大きな話題になっている。
元々携帯電話市場はキャリア3社の独占が続き、
NTTドコモ、KDDI、ソフトバンクは大きな利益を上げてきた。
ガラゲーからスマホの時代になり、通信手段も3G、LTEと高速になって、
通信料金も一段と上がってきた。
3社とも端末料が(ほぼ)無料のセット販売が主流だが、
電話代も含めると月間6-7千円にもなる。
端末のスペックも上がったので、固定電話とPC通信で
その程度かかると思えば理屈も合いそうだが、やはり高額には違いない。
既に高校生の大部分はスマホを使っており、
家族4名でスマホを持てば相当な料金がかかることになる。
日本ではSIMロックが常識で、通信に使うSIMカードは、
少なくとも同じキャリアの互換性のある端末でしか使えなかった。
これが海外では事情が大きく異なってくる。
海外ではSIMフリーが主流で、気に入った端末があれば、
使っていたSIMカードを抜いて新しい端末に差し込めば使うことができる。
海外からの旅行者には、これが大きな不評であった。
総務省がSIMフリー化を押し進めるのは、
今後の海外渡航者の利便性を高めるためには、
通信料金の低価格化が避けて通れないと考えたためでもある。
キャリア3社は従来から抵抗し続けていたが、
東京オリンピック開催も決まったことで、
SIMフリー化は避けられない情勢となってきた。
スマホが全てSIMフリーになれば、気に入った端末を買い、
格安SIMカード(もちろん通信スペックは価格に変動)を挿せば使える。

仲原が格安SIMと格安スマホに注目し始めたのは、今年になってからだ。
イオンが端末込みで月間2980円のセット販売が話題になった。
「通信は大丈夫か?」
LG製の端末NEXUS4はいいとして、
b-mobileの通信速度200kbpsは何ともいただけない。
メールとLINEは大丈夫として動画系はまず無理。
WEBサイトも軽いものしか見れないはずだった。
もちろん料金追加で通信スペックは上げられるが。
更に話題になったのが、freetelという日本メーカーだ。
実際は中国の工場で組み立てるのだが、端末料金は1万円台前半、
デュアルSIMスロット(SIMカードが2枚挿せる)が
一部のユーザーに受けることになった。
その後、freetelも含め、大手電気店や小売業者が、
SIMフリースマホと格安SIMのセット販売を押し進めてきた。
今では、端末込みで月間2000円程度のプランも多く出ている。
通信は月間1Gあれば、androidアプリやテザリングでPCを使って
数日間のトレードも可能だろう。
通話では、従来の電話番号が移行できないことが問題だったが、
ようやくMNP(ナンバーポータビリティ)制度も整備された。
しかし、これを付けると月間1000円程度上がるので、
使い慣れたガラゲーとの2台持ちが良いかも知れない。
スマホでは050のIP電話と契約することにした。
楽天系のフュージョンは、クチコミの評価は今ひとつだが、
月間経費はゼロでどこにかけても30秒8円だ。
他にLINEがあれば十分だろう。

9月になってワイヤレスゲートのSIMが手に入った。
携帯に挿して、書いてある通りに設定すれば、すぐに使うことがで来た。
250kbpsは多少遅いが、日経、Yahooファイナンス、
クリック証券のHPもイライラするほどではない。
SBIの取引ソフトも何とか使えるレベルである。
試しにテザリングでルーター機能を試してみた。
ノートPCに接続すると、多少時間はかかるが
通常使っている取引ソフトが立ち上がった。
先物注文を出すと、板へ反映する時間もまずまず許容範囲だった。
「これなら何かの際に使えるか......」
まあ、最終手段としての最低限の機能はあるのだろう。
万一の際は追加料金で、より速い回線を使うこともできる。
ワイヤレスゲートのWIFIスポットの利用も魅力だ。
通常は家のASDL、Yモバイルのルーター、職場の有線だが、
4番目の通信手段として考えればいい。
「今後、キャリア3社は業績が落ちるのではないか......」
今では大手の電気店、スーパー等が月間2000円程度で
セット販売を展開している。
メールやネットを見るだけのライトユーザーには、
月間7千円もの料金は明らかに高すぎる。
その分3社は利益を享受できた訳だが、
ユーザー目線に立てば格安セットで充分である。
当然ながら、格安SIMを展開する企業の業績に期待がかかる。
市場の本命は日本通信で、今年の3月決算の売上高は47億円、
当期利益は9億円程度だが、時価総額は一時1千億円に乗せた。
フリービット、ワイヤレスゲートの株価も
この1年間で数倍に跳ね上がっている。


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by nkmrnkmr | 2014-10-07 10:24 | 番外編

番外編「SPANパラメーター設定情報の再考」

先週の暴落で、最大手のSBIは、SPAN掛目を2倍、
OP売枠も30枚に縮小することを発表した。
来週からは、PSR、VSいずれも大幅に上昇しそうであり、
取引参加者には、注意が必要だろう。

以下は、OSEサイト内の「SPANパラメーター設定情報」より。

SPANパラメーター設定情報のうち日経平均株価グループに係る
プライス・スキャンレンジの試算値については,以下ページで
ご覧いただけます(原則毎週水曜日に,翌々週分を公表)。
→プライス・スキャンレンジの試算値へのリンク

緊急取引証拠金の発動基準は,日経平均株価先物取引(ラージ取引)の
直近限月取引の午前11時における直前の約定数値(ストラテジー取引及び
J-NETデリバティブ取引を含まない。)が前日の清算数値からプライス・
スキャンレンジ基準値(プライス・スキャンレンジ÷取引単位(1,000))
を超えて変動した場合です。

SPANパラメーターについては,市場の状況等により全部又は一部を
臨時に見直すことがあります。原則として,以下の商品グループの
次に掲げる数値が,各商品グループに係るプライス・スキャンレンジ
基準値の2倍以上となった日に,当該商品グループについて
「SPANパラメーターの臨時見直し」を実施します。
日経平均株価グループ
日経平均株価の終値の前日比
日経平均VIグループ
日経平均VIの終値の前日比
NYダウグループ
当日のNYダウの直近の終値と前日のNYダウの直近の終値の差の絶対値

5/23の動きでは、②は該当せず。
③の臨時措置に該当したのは、日経平均VI先物のみ。
ということで、通常の①が適用される。
週末のVIは39.59なので、水曜日に発表される6/3週PSRは960円相当か。

OPトレーダーにとって、問題はVS(ボラティリティ・スキャン)だが、
5/22から5/23にかけて、VIは16%以上の上昇となった。
モノにもよるが、OP売りの証拠金は概算で2倍程度上昇か。

まあ、この程度なら許容範囲だろう。
今週、②③が発動される事態にさえならなければ、
1週間の猶予はあるので、ポジ調整も十分可能か。

思い起こせば、2011の3/11後にはVSが30%以上に跳ね上がり、
OPによっては、売りが一気に10倍にもなった。
外側のcallを1枚売るだけで、100万円近くかかったので、
軽いポジや、買いが多目のポジしか組めなかった。

この時は、4月限がしばらく超高止まりになったのもうなづける。
理論や相場観ではなく、証拠金が市場を左右する状態になった。
OP売りができたのは、取引所に手厚くカネを積んでいる
大手金融機関だけだっただろう。

証拠金を軽く考える人は(計算が面倒なので大半はそうだが)、
「入れたカネの半分か1/3程度に、証拠金を抑えれば問題ない」
と思いがちであるが、売りに傾いている方には、
一応再計算することを推奨したい。

B/SモデルをEXCELに組み込み、シミュレーションのシートを
作りこんでいる方なら、半日あれば作れるだろう。


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by nkmrnkmr | 2013-05-27 08:45 | 番外編

番外編「PDCA(計画、実行、評価、改善)...」

日経の夕刊に、オリンピックの女子卓球村上監督の談話が出ている。
金メダルは中国で決まりとして、メダルを手に入れるには、
韓国、シンガポールをどう下すかが焦点だった。
そして準決勝はシンガポールに決まった。
監督は前日に会場内のバーで、3時間考え込んでいた。
卓球は、シングルス4組、ダブルス1組で先に3つ取れば勝利である。
ダブルスを誰と誰が組み、シングルスに誰を2度出場させるか。
ダブルスに石川と福原を出そうとしたところ、
石川が珍しく反対したという。
石川・平野が組む方が勝てるのではないかと。
オーダーは、敵との読み合いでもある。
いかに手の内を読んで、最も有利な対戦を実現するか...
これは運もあるが、相手の性格も考えた高度な頭脳プレーともいえる。
同レベルのチームならば、最も強い相手に、
こちらの最も弱い相手を当てれば展開は有利にもなる。
村上監督は石川の意見を優先させた。試合前、
相手がダブルスに福原を想定した練習をしているのを見て、
勝ちを確信したらしい。TVを見ている限りは、そんな内幕は分からない。
しかし、試合前には相当な頭脳戦が繰り広げられる。
もちろん、これは卓球に限らない。

週末の土曜日に、箱根駅伝予選会があった。最近は便利なもので、
ケーブルTVに入っていれば、リアルタイムで見ることができる。
各大学12人が20kmを走り、上位10名の合計タイムで競われる。
正月の箱根駅伝は、高視聴率の人気番組だが、
前年度で10位以内に入ったチーム以外は、
この予選会で9位以内に入らなければ、出ることすらできない。
予選参加は40数校で、常連校でも何年も本戦から遠ざかっている。
法政、亜細亜、大東文化......
20kmは過酷なレースであり、ペース配分や展開により
結果は大きく異なってくる。昨年は悪天候の中、
序盤に飛ばしたチームが揃って失速し、
序盤に集団走でゆっくり入ったチームが首位での予選通過となった。
名門の日大もまさかの予選落ちとなった。
各校の監督に言わせると、予選会ほど胃の痛くなる大会はないという。
ペース配分が難しく、万一落選となれば、学校だけでなく
多くのOBから激しい叱責を受ける。
成績が悪ければ、監督交代も起こる。
選手もそうで、箱根で活躍できれば一躍全国区で有名になり、
実業団からも引っ張られる。
監督、選手達にとって、箱根に出るか出ないか、
人生がかかった一大イベントでもあるようだ。

今年は、主力を欠きながらも例年阿蘇で地獄の特訓を積んだ拓殖、
名門の日体大・日大、育成に定評のある中央学院・帝京、
2人のエースを擁する東海あたりの評判が高かった。
専門家顔負けのブログも存在するので、
大会前には大体の状況が分かる。監督の戦略も難しい。
集団走で、徐々にペースを上げて行けば安定するが、
レース環境が良いとハイペースで行った選手が
そのまま好タイムで走りきってしまう。
だからといって、最初から飛ばさせると気温が上がってばててしまい、
大きくタイムが落ちる場合もある。
今回の場合、拓殖は速いペースで入ってしまい軒並み失速、
名将の岡田監督も過信しすぎと呆然としていた。
朝の状況で、誰と誰が集団走でペースは最初の5kmが○○分、
次の5kmのペースは......誰と誰は自由に走っていい等、
細かい指示を出す必要がある。昔と異なり、
今ではどこの大学も選手の獲得に動いており、
ボーダーラインの実力差は僅かだ。
監督の采配がかなりの部分を握ると言っても良かった。
今回の個人優勝者のタイムは過去2番目の57分台。
快晴でコンディションが良く、設定ペースを上げた学校が多かったが、
気温も上昇したので、指示は非常に難しかった。
日体大、帝京、中央学院は実力どおりで、
大東文化、上武、神奈川は予定通りだったか。

相場では、今回の上昇の裏には
24日の野村の投信設定の影響もありそうだ。
思い浮かべるのが8月の薄い商いの中での意味不明の上昇。
この時も投信が絡んでいた。
今回は高配当インフラ株で円/外貨の2種類。
各2000億円と大きい。どれだけ集まっているか不明だが、
国内で収益を上げるしかない野村が、営業攻勢をかけているはずだ。
8月で予想以上に成功したため、もう一丁というところだろう。
クロス円の上げ方を見ると、どうもこの投信が絡んでいそうだ。
表記のPDCAとは、コンサル系が良く使う業務サイクルのことで、
PLAN計画-DO実行-Cチェック・評価-ACTION改善-PLAN......を示す。
野村もこの成功パターンで何度も狙ってくるかと思われる。
次回は冬のボーナスシーズンか......


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by nkmrnkmr | 2012-10-23 09:35 | 番外編

番外編「北海道紀行(3)」

翌日は、海沿いの国道を小樽までひたすら南下した。
苫前と留萌の中間あたりに、有名なニシン番屋がある。
巨大な木造作りの番屋は重要文化財に指定され、
ニシン漁の最盛期には、大勢の男達が寝泊りしていたようだ。
大部屋は、中央になるほど低くなっている。
周囲は全て男達の寝場所であり、ランクに応じて分かれていた。
プライバシーも何もないが、明治時代ならこんなものだろう。
昔の道具も置かれていて、確かに一見の価値はある。
昔は留萌本線という鉄道が北上しており、
炭鉱で潤っていたが、昭和の終わりに廃線になった。
今では、沿線沿いに誰も住んでいない廃墟が多く残っている。
交通の手段が限られ、冬の寒さが厳しい場所では、
高齢者だけで住むのは難しい。
しばらく行くと留萌市に入った。海岸沿いに工場が立ち並び、
稚内と石狩間では最も大きな町だ。ただし、人口は2万人程度。
旭川からも離れており、孤立した地方都市の典型である。
駅前を通ったが、人影もまばらだった。
海産物もあり温泉も出るので、よそ者には羨ましいのだが、
北海道にはそのような場所が掃いて捨てるほどある。
羽幌にしても、天売島・焼尻島とを結ぶ航路があり、
ウニや羊肉でも有名らしいが、利尻島や積丹に比べるとマイナーだ。
北海道には、観光地開発の余地が多いと思われる。

留萌、増毛を過ぎると、断崖絶壁の海岸沿いの道を
ひたすら進むことになる。カーブが多いので、
サロベツ原野のように眺めながら運転するという訳にも行かない。
途中の町には海産物を出す食堂もあったが、
まだ11時だったので寄らずじまい。
眺めの良い休憩所もあり、多くのライダーが休んでいた。
石狩市に入ると海岸線から外れ、札幌-小樽を結ぶ国道と合流する。
途中で海鮮丼でも食べたかったが、石狩市の国道沿いには、
なかなかそのような店がない。
後で調べると、海外の方に出ればあったようだ。
小樽は大きな都市で、運河のある通りは、観光客で溢れている。
ガラス工芸で有名な北一硝子の店舗がいくつもあり、
小樽の名所となっている。最近では、
高名なスイーツ店も進出しており、どこも賑わっていた。
寿司屋や海産物を売る店も多く、札幌を中心とする北海道観光には、
必ず組み込まれる場所だ。
既に4-5回は来ているのだが、寿司屋については、余市から積丹に
かけての海岸沿いの方が、コストパフォーマンスは高い。
小樽から少し札幌方面に戻った付近に、朝里川温泉がある。
無色無臭の特徴のない温泉だが、
立地が良いために大型ホテルがいくつもあり、
観光客には人気のようだ。ネットで予約した少し高めの宿に宿泊。
面白いのは、アルコール類含め飲み物全てが無料だった。

冷蔵庫にビールが5本置いてあったが、
部屋では飲まなかったので全て持ち帰り。
海外路線では飲料は預けないと没収されるが、国内線では大丈夫だ。
そういえば、数年前に北京に行った帰りの空港で、
有名ホテルで買った高額な調味料を、
液体ということで没収されたことがあった。
当時はNWをよく使っていたのだが、米系は911テロ以来、
荷物の持込には厳しくなっていた。
若い女性の荷物検査官の、申し訳なさそうな表情を今も覚えている。
(後で、誰かが持って帰るのだろうが...)
翌日、千歳空港のレンタカーの支店までは1時間足らずだった。
高速道路が渋滞しないので、東京周辺よりは時間が読みやすい。
国内線は初めて成田を使ったが、第2ターミナルの最も端にあった。
自宅からは、羽田よりは成田の方がやや近いのだが、
成田-北海道の便は多くはない。スカイマークやLCCがほとんどで、
価格は羽田路線よりは格段に安かった。
フライト時間は1時間半なので、特にサービスにも期待しない。
CAも、その辺にいるお姉さんで、昔のように女子アナに匹敵する
程の才色兼備ではないようだ。昔のCAは高嶺の花だったが、
彼女らも相当淘汰されたはずだろう。
昔3×3の合コンに出たことがあるが、やけにお高いCAもいた。
小谷真生子クラスでもない限り、今は生き残っていないだろうが...
相場は日銀待ちの様相だが、売りに押されている。
欧米日が全て追加緩和をやっても、大きくは伸びないのではないか...


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by nkmrnkmr | 2012-10-15 09:48 | 番外編

番外編「北海道紀行(2)」

この士別市の周辺は、日本一寒暖の差が激しい。
畑作中心であり、美瑛と似たような景色も見られる。
温泉も多く湧き出ており、500円程度と安いので
地元客がほとんどだ。牧場は牛だけでなく、
羊、ヤギ、アルパカというところもあった。
冬は相当寒く、運営も容易でないと思われた。
好きでなければとても務まらない。
湖周辺にはキャンプ場があり、何組かオートキャンプをやっていた。
9月ともなれば、夜は結構涼しいのだが、
最近の寝袋は暖かいので、問題ないのだろう。
翌朝、地元番組でヤギ牧場の特集をやっていた。
やはり相当の苦労があったらしい。
9時頃に出発して、途中の道の駅に寄ると、
その牧場のヤギ牛乳が置いてあった。400円と高いのだが、
恐ろしく濃厚で、好きな人は病みつきになりそうだ。
北上して、途中で日本海側へ抜けた。
天塩という港町は、タコしゃぶが有名のようだが、
期待したウニ丼は見当たらず、サロベツ原野を突っ切って
稚内まで行くことにした。サロベツ原野は海岸線の一本道で、
周囲は湿地帯に覆われて、民家等の建物はほとんどない。
牧草地が稀にあるくらいで、日本とは思えないところだ。
数十キロも直線が続く道路は、日本でもここくらいだろう。
ライダーにも人気があるらしく、時折猛スピードで通り過ぎた。
稀に自転車旅行者がいるのも、ここの特色だろう。

稚内は、日本最北端の市である。
第一印象は、道の広さの割に人や車が少ないと感じた。
海産物の宝庫であり、海鮮を売り物にした市場や飲食店が多い。
結局、遅い昼食は海鮮ラーメンになった。
時間の関係でノサップ岬だけ寄ったが、樺太は見えずじまいだった。
海岸沿いには、明らかにロシア人と思われる連中もいた。
ノサップを日本海側に回ると、人家も少なくなり、
やがてサロベツ原野の道路に舞い戻る。
広大な海岸線は綺麗でもなく、泳いでいる人やサーファーも皆無だ。
この数十キロの地域の人口密度は、限りなくゼロに近い。
ログハウスが合いそうだが、国定公園なので
土地を買って、住むこともできないだろう。
時折、内地の方に伸びる道路を進めば、牧場や人家も存在し、
ペンション的な宿泊施設もあるようだ。
当然だろうが、イーモバイルは機能しなかった。
サロベツ原野を南下し、ようやく宿泊予定の
苫前という港町に着いたのは、夕方の6時過ぎだった。
さすがに運転で疲れたので、宿舎内の温泉に向かった。
強い塩化物系の温泉で、洞窟をイメージした施設である。
地元の連中が多く、それなりに人気があるようだった。
熱い温泉につかり、サウナで汗を流した後、
水風呂に入れば大抵疲れが取れる。
夕飯も、まずまずだった。

この苫前は約100年前、ヒグマによる日本最大の殺傷事件、
いわゆる”三毛別羆事件”が起こった。
体長3m近い巨大なヒグマが山間部の民家を襲い、
人肉の味を覚えたヒグマは、その後も次々と人家を襲い
7名が死亡、中には生きながら食われた方もいた。
この事件は、当時大事件として報道され、
結局はマタギのプロが射殺して終わったらしい。
後に小説化され大きな話題も呼んでいる。
地図で見たが、苫前から239号線で内陸に向かい、
三毛別川に沿って南に折れ、15km程度進んだあたりらしい。
時は大正時代の初期であり、北海道の山間部の冬は厳しい。
当時の開拓農民の暮らしも大変だったと思われる。
山奥の民家には、ヒグマの像と共に事件の様子が再現されている。
観光客には隠れた人気スポットになっており、
立ち寄ろうとしたのだが連れに却下された。
北海道の公共の宿は、意外とネット対応が進んでいて、
これまでの3泊全てで接続できた。
ここ苫前でも、無線LANが無料で使えた。
相場は、欧米の追加緩和が強力だったため、
次週の日銀に対する期待も相当強いのだろう。
政府からの圧力も強いはずで、
日銀法改正をちらつかせる可能性もありそうだ。
「来週も難しいな......」予想以上の緩和が実施されれば、
8月の高値まで上昇しても、おかしくない。


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by nkmrnkmr | 2012-10-09 09:13 | 番外編

番外編「北海道紀行(1)」

大館は、9/14金~9/18火の5日間で北海道旅行に行った。
9/13にはFOMCで追加量的緩和が確定、
MBSの無制限買取が表明された。
「全く、相場を見ていられない時に....」
9/14は寄付きから急騰した。
飛行機に乗る直前に、仕方なくデルタを補充した。
「12月限で、9050円位なら許容範囲か......」
昼過ぎに、旭川空港に到着。
レンタカーを借りて、美瑛や富良野を回った。
富良野プリンスの有名な喫茶店で、相場をチェックしようとしたが、
イーモバイルはエリア外だった。
「仕方ないか......」
宿泊予定の山の中の温泉宿では、
ロビー周辺で無線LANが使えるらしい。
「相場は、夕飯の後だな......」
連れに断って、ロビーで相場を見ると、
12月限は9180円まで上昇していた。
「来週の日銀への期待か」
やむを得ず、CALL9250売り絡みのスプレッドと
先物買いを落とすことにした。
FRBの決めた毎月400億ドル(3兆円)のMBS買取は強力で、
これで住宅価格は下げ止まるだろう。
株式相場も急騰したので、資産効果で
企業マインドや消費も効果があるはずだ。
「だが、しかし......」
QE2の効果が一時的に終わったように、
今回の効果の持続性には、疑問符も付くはずである。
そのあたりの迷いがあるとすれば、上値では
利食っておきたい投資家も多いように思える。

「今日はこんなものか......」
何とかポジションの整理も付いたので、
11時頃部屋に戻ることにした。
エレベーターの横には、MAPに熊の目撃情報が記されていた。
見ると、この3ヶ月で20-30箇所にマークが付いている。
「さすが、北海道の山の中だ......」
マスコミ報道では、餌の少なくなった熊が山を下り、
民家に近寄ることも多いらしい。
危ないのは、人と熊が偶然遭遇することで、
熊は驚いて人を襲ってくる。山中では熊の方が速いので、
背を向けて逃げるのが、最も危ないらしい。
とはいえ、死んだ振りも安全でなく、
軽装で遭遇したらどうしようもない。
相手も臆病な動物なので、
こちらも常に音を出しながら、道を歩くしかないようだ。
9/14夜のNYダウは、13650まで買われた後、
利食い売りに押されたようだ。日本は3連休なので、
月曜日の欧米市場も気になるところだが、
欧米のイベントは一巡したので、大きな動きはなさそうだった。
翌朝、朝風呂に入った後、ロビーで新聞を読んでいると、
地元の年配の方に話しかけられた。
「熊が多いそうですね」と聞いてみると、
「そうでもないよ。遠くに見えただけじゃないかな」
「東京の方だと、去年の地震は、凄かったんじゃないの」
「震度5強でした。今まででは最も揺れましたね」
「北海道に原発を作る時は、俺達も反対したんだが」
「どこにあるんですか」
「積丹の南の岩内だよ」

積丹半島は、小樽の西にある海鮮で人気の場所だ。
シーズンは札幌から車が押し寄せ、ウニ丼の人気が高い。
立ち寄り温泉もあり、果物(夏のさくらんぼ)の産地も近い。
9時過ぎに車を出して、お菓子で有名な北菓楼本店に向かった。
小奇麗な店内には既に大勢客がいる。
横にしゃれたカフェを併設しており、こちらもほぼ満員だった。
ケーキ2つににアイスクリームと飲物で600円程度だった。
ここまで安いのは、物価や場代が安いからか。
その近くに、ソメスサドルという有名な革製品の店がある。
広大な敷地には芝生が敷き詰められ、
店内にはセンスの良い革製品が多く並んでいる。
洞爺湖サミットでは、ここの革製品がゲストに配られたらしい。
元々は隣接する歌志内市の炭鉱閉鎖で、
雇用を目的として作られた第三セクターが発祥である。
経営難に見舞われながらも、高級革製品メーカーとして、
日本でも屈指の存在に成長したようだ。
北海道は競走馬の牧場が多く、乗馬用の馬具も並んでいる。
競馬関係者にも人気のようで、店内に武豊の写真が飾ってあった。
旭川でラーメンを食べて、更に北を目指した。
旭川は戦前から軍隊の駐屯基地として発展した町で、
道路が広くてわかり易い。有事の際には、
輸送だけでなく臨時の軍用機発着にも使われる。
夕方に、士別の温泉宿に着いた。
周囲に何もない湖のほとりにあった。


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by nkmrnkmr | 2012-09-28 10:20 | 番外編